本イベントは終了いたしました。ご参加ありがとうございました。
概要
そもそも量子コンピュータってナニ?何ができるの?
量子コンピュータが誕生してから早10年、、、
その間、いろんなタイプの量子コンピュータが開発されましたが、実用には多くの課題があるようです。
量子コンピュータとは何か、そして何ができるのか?
実用化するには、どんな革新が必要なのか?
世界のトップリーダーがこぞって注目するワケとは!?
- 日付
- 2023年2月19日(日)
- 時間
- 14 : 30〜16 : 00
- 料金
- 無料
- 申込
- 終了いたしました
- 会場
- 柏の葉キャンパス駅前サテライト 1階多目的ホール(先着50名)/
オンライン(zoom) - 主催
- 東京大学 物性研究所
- 後援
- 柏市
※ 障がい等のため、設備、情報保障等の配慮が必要な場合は、あらかじめご連絡ください。
講演者

勝本 信吾(東京大学物性研究所 教授)
「真空」の発見とコンピュータ
― 物質科学がもたらすハードウェアの革命 ―
あと何年くらいしたら量子コンピュータが実用化されるでしょう?
量子コンピュータの歴史は意外と古く、理論提案されたのは90年代初頭でした。最も簡単な量子計算デバイスができたのが1999年、それから四半世紀近く経った今、まだ実用には遠いのが現状です。
一方、我々が今使っているコンピュータは、理論提案が1936年、真空管の巨大原型マシンができたのが1946年と、やはり10年かかっています。ところが1948年、物質科学の粋を集めたトランジスタの登場により開発は加速し、1952年には実用大型コンピュータが売り出されました。以降、破竹の勢いで発展し、現在のデジタル社会を推し進めたことはご存知の通りです。
この講演では、これらの歴史を振り返り、これから量子技術が大きく発展するには、新しい物質科学の研究から生じるイノベーションが不可欠であることをお話ししたいと思います。

阿部 英介(理化学研究所 ユニットリーダー)
量子コンピュータの作り方と量子コンピュータの拓く未来
私たちは日々、膨大な量のデジタル情報をやり取りしています。
デジタル情報は0と1のビットによって表されることはご存知でしょう。
それでは、もし、1ビットの情報を原子1個に格納することができたなら、どの位の量の情報を取り扱うことができるでしょうか。この宇宙に存在する原子の総数は1080個くらいと言われていますから、どんなに頑張ってもこれ以上の数の情報を取り扱うことはできなさそうです。ところが、「量子ビット」と呼ばれる情報単位を用いる量子コンピュータでは、300量子ビットでも宇宙の原子数よりも遥かに多くの情報を扱うことができるのです。
今、世界中で量子コンピュータの開発が進められていて、様々な応用が考えられています。量子コンピュータとは何か、何ができるのか、お話します。
アクセス
〒277-0871
千葉県柏市若柴178-4-4
お問合せ
東京大学 物性研究所 総務係
04-7136-3207
UTokyo-issp-lec-group<at>g.ecc.u-tokyo.ac.jp
<at>を@に変えてください。-