物性研究所 低温液化室
Cryogenic Service Lab. ISSP
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ギャラリー

遠心式液体ヘリウム汲み上げポンプ

年間20万L以上の液体ヘリウムを供給する、物性研低温液化室の供給作業において重要な役割を担っているのが、この遠心式液体ヘリウム汲上ポンプ(Centrifugal immersion pump LINDE社製)である。

世界に数十台程度しかなく国内でも導入しているのは、北海道大学と東京大学低温センターとここ物性研究所の3ヶ所だけである。

通常、液体ヘリウムの汲み出しには、貯槽内に圧をかけ差圧によって汲み出しているがこの方法だと非常に時間がかかる。そこで1996年の液化機更新とともに、このポンプを導入した。このポンプを導入したことにより、1時間近くかかっていた100L容器への汲み出しも10分程度と従来の1/6になった。

ポンプの外観

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