KSD 単結晶中性子回折装置

[English]
概要
 本装置は、JRR−3M原子炉の実験利用棟(ガイドホール)の熱中性子導管
T1−2ビーム孔に設置された中性子回折装置で、主として、単結晶試料を用い
た結晶構造解析・磁気構造解析に使用されます。
 通常の二軸回折装置ですが反射の指数を与えることによってブラッグ反射強度
を順次取っていくことができます。
 二軸回折装置の上に更に二軸ゴニオメーターを乗せて、4サークル回折装置と
して使うこともできます。
 ほかの装置に比べて特殊目的ですのでプログラムも独自のKSDです。FILM
AN型のプログラムに慣れた人には多少違和感があるかもしれません。しかし会
話型に作ってありますので初めての人にも優しいと思われます。
仕様及び性能
	モノクロメーター	:Ge(311) (縦焦点固定型)
	中性子波長		:1.3 〜 3.0 Å          (1.527Å) 
	角度範囲		: 45゜≦2θM≦120゜(50゜)
				:-80゜≦2θS≦120゜
	コリメーター		:第一 (熱中性子ガイド管)6'
				 第二 open, 第三 15'
	ビームサイズ		:横 20 mm × 縦 22 mm2
	分解能(FWHM)	:15'
	Δd/d			:BF3
	制御ソフト		:KSD

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装置の紹介
中性子科学研究施設のホ−ムペ−ジ
物性研のホ−ムペ−ジ