取り組みの意義

人生100年時代を迎えるなど我々の生活環境は変化し続け、家庭や職場においても多様化が進んでいます。今後は、我々1人1人が満足する生き方と働き方が実現できる社会が必要です。その中で、科学技術の発展を志す若い世代に対しては適時適切に彼らを迎える教育・研究の機会を示し、「旬な」ロールモデルを紹介し、そして彼らの「声」を聴く対話の場を設けることが大切です。これまで東京大学物性研究所では学生(中学生、高校生、大学生、大学院生)と若手研究者を対象に、数多くのダイバーシティ促進事業を実施して参りました。充実した企画と質の高い内容を永続的に提供するために、現在、寄付金の募集を行っております。

本活動にご賛助いただける企業および個人の方がいらっしゃいましたら、以下の連絡先にご一報いただけたら幸いです。

イベント・取り組み

中高生向け

リアルで最先端な理系の現場を、先輩たちとの交流を通して体験、女子中高生のみなさんの理系進路選択を応援するイベントです。

主催
  • 東京大学大気海洋研究所
  • 東京大学新領域創成科学研究科
  • 東京大学物性研究所
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大学生・大学院生向け

これから物理を学ぼうという学生や物理分野に進学した学部生・大学院生を支援するために、さまざまな講師の方をお招きしキャリアパスを提示します。

主催
  • 東京大学国際高等研究所カブリ数物連携宇宙研究機構 (Kavli IPMU)
  • 東京大学物性研究所
  • 東京大学宇宙線研究所
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女性研究者向け

大学院生や若手を対象にした研究会、ダイバーシティ推進の取り組み事例紹介、女性研究者のネットワーク作り、アンコンシャスバイアスなどのfaculty developmentを開催。

主催
  • 東京大学物性研究所
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Supporters

本活動の趣旨に賛同いただいた、下記の方々にご支援いただいております。

年度 支援対象 ご支援者
2024年度 ISSP Women's Week 協賛:日本学術振興会 学術変革領域研究(A)「1000テスラ超強磁場による化学的カタストロフィー:非摂動磁場による化学結合の科学」
2024年度 「未来をのぞこう!」「やっぱり物理が好き」「ISSP Women's Week」 キオクシアホールディングス㈱
2023年度 「未来をのぞこう!」「やっぱり物理が好き」「ISSP Women's Week」 キオクシアホールディングス㈱
2023年度 ISSP Women's Week 協賛:日本学術振興会 学術変革領域研究(A)「1000テスラ超強磁場による化学的カタストロフィー:非摂動磁場による化学結合の科学」
2016-2022年度 「未来をのぞこう!」 Johnson & Johnson 「女子中高生向けアウトリーチ活動プログラム」
2011-2015年度 「未来をのぞこう!」 JST「女子中高生の理系進路選択支援事業」
ご寄付関するお問合せ

東京大学物性研究所 総務係 TEL: 04-7136-3207(代表)

誰もが能力を発揮できる環境づくりを

物性研究所は「 物性分野における世界最高水準の基礎研究・教育 」の実現を理念として掲げています。 そのために必要となるのは、希望する全ての人がチャレンジできる環境です。しかしながら、女性の活躍という観点から学生、教員、物理学会や応用物理学会などの学会を眺めると、どの世代においても女性の割合は極めて低い水準にあります。

物性研は、女性活躍を推し進めるシームレスな支援が必要と考え、中高生を対象とした理系進学支援イベント、大学生・大学院生を対象とした進学や就職、ネットワーキングを目的としたイベント、さらに若手研究者を対象とした研究交流会を行っています。全ての人が、それぞれの能力を発揮して活躍できるよう、皆様のご支援をお願いいたします。

東京大学 物性研究所長 廣井 善二