10m Off-Plane Eagle型 分光器


デザイン:溝川貴司(東大)、伊藤健二(KEK)、仲武昌史(KEK)他

1. デザインコンセプト

10〜40eV の低エネルギー領域において世界最先端のエネルギー分解能を実現し、真空紫外領域での超高エネルギー分解能分光実験を行うことを目的とする。低エネルギー領域において100000 以上のエネルギー分解能を持つビームラインは世界的に稀であり、そのようなビームラインを利用した実験の例はほとんどない。10〜40eV の低エネルギー領域において100000 以上のエネルギー分解能を達成し、かつ、十分なフラックス(1012 photons/s 程度)および小さなスポットサイズ(0.1x0.1mm 以下)が得られるビームラインを目標とした。
このような条件を満たすビームラインとして、Off-Plane Eagle 分光器を用いる直入射ビームラインを検討した。

2. オプティカル・レイアウト

Off-Plane Eagle-type

3. 分光性能

分解能

〜100,000(N0=2400/mm)
>100,000 (N0=3600/mm)

フラックス 1012 photons/s @E/E=100,000
スポットサイズ 0.1 mm x 0.1 mm以下

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