不等刻線間隔平面回折格子分光器 I (VLS-PGM)


デザイン:雨宮健太(東大)他

1. デザインコンセプト

収束光を平面VLS回折格子に照射するタイプの分光光学系を検討した。集光鏡と回折格子の間に偏角が連続的に変えられる平面鏡を入れたところが特徴である。
 なお,光源としては,4.5 mのアンジュレーター(High-)を用いることを想定した。

2. オプティカル・レイアウト

VLS-PGM

3. 分光性能

分解能

高エネルギー領域(60-2000 eV, 30-1200 eV)の場合、
広い範囲でE/E > 10,000が達成可能

低エネルギー領域(10-200 eV)の場合、
偏角固定でも数百eVの範囲で十分な分解能が得られる。

フラックス 1012 photons/s @E/E=100,000
スポットサイズ 0.1 mm x 0.1 mm以下

VLS-1

VLS-2

VLS-3

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