ISSPワークショップ 「東京大学アウトステーション(SPring-8 BL07LSU)での物性研究の新展開」 

 
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日時: 平成23年3月8日(火) 10:00〜18:00 

会場: 東京大学物性研究所 本館6階 第一会議室  

 主旨:
 SPring-8に建設していた東京大学アウトステーション・物質科学ビームライン(BL-07LSU)は予定通り整備され、

昨年秋から軟X線時間分解分光実験装置、生体物質軟X線発光分光実験装置および3次元ナノビーム光電子

解析装置の3つの実験設備とフリーポートを利用した全国共同利用がスタートしている。これまで、レーザーと

放射光を同期させた時間分解光電子スペクトル、分解能7000以上の軟X線発光分光スペクトル、100 nm以下の

微小スポットが確認され、フリーポートを使った軟X線顕微分光実験もおこなわれていて、250 eV〜2 keVの

高輝度放射光を利用した研究成果が現れつつある。また、本年8月には、8台の偏光制御アンジュレータ全てが

設置され、来年から偏光制御のテストが予定されている。

本ワークショップでは、新しいビームラインの性能について理解するとともに、これまでBL-07LSU の実験設備や

フリーポートを利用して行われた研究成果について議論し、高輝度放射光軟X線を利用する物質科学の

新しい発展について意見を交わす。 

提案者: 辛 埴  柿崎明人 松田 巌