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極限表面科学:原子層の「物理」と「化学」

日程 : 2022年4月28日(木) 10:00 am - 11:30 am 場所 : Online 講師 : 松田 巌 所属 : 物性研究所・極限コヒーレント光科学研究センター 世話人 : 井上 圭一 (04-7136-3230 (ex. 63230))
e-mail: inoue@issp.u-tokyo.ac.jp
講演言語 : 日本語

Less is different.
3次元バルク結晶のホウ素は歴史的に絶縁体しか知られていませんでしたが、我々は2次元にすることで金属相になることを発見しました。このように物体を小さく、そして次元を下げていくと新しい物質が生まれ、新奇な物理及び化学現象も発現します。そして我々はさらに原子層の表と裏を化学修飾して物質の物理特性を制御する極限表面科学(extreme surface science)を展開することで、ディラックコーンやディラックノーダル半金属などのディラック物性を示す珍しい2次元ホウ素マテリアルを合成してきました。これら研究成果の背景には物質評価(みる)を中心とした理論研究(しる)と物質合成(つくる)の完璧な連携がありました。現在、その連携の次世代型としてプロセスインフォマティクスに基づくユーザー利用実験システムの建設を行なっています。
当日はこれまでの原子層・表面科学の研究を解説しながら、我々の新たな取り組みについて紹介いたします。

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(公開日: 2022年04月16日)