Home >  研究会等 > 高輝度X線光源を利用した細胞試料の顕微イメージング

高輝度X線光源を利用した細胞試料の顕微イメージング

日程 : 2021年11月18日(木) 10:00 am - 11:30 am 場所 : Online 講師 : 木村 隆志 所属 : 物性研究所・極限コヒーレント光科学研究センター 世話人 : 井上 圭一 (04-7136-3230 (ex. 63230))
e-mail: inoue@issp.u-tokyo.ac.jp
講演言語 : 日本語

【セミナー内容】
短い波長、高い透過能、物質との様々な相互作用といった特徴を活かしたX線による分析は、結晶構造解析を代表として生物学においても幅広い応用がなされている。特に高輝度を特徴とする放射光X線を利用した実験では、微小な細胞やその内部構造からのシグナルを検出する顕微イメージングも比較的容易に行うことが可能になる。

講演者はこれまで第三世代放射光施設であるSPring-8やX線自由電子レーザー施設のSACLAを利用した、X線顕微イメージングの開発に従事してきた。技術としてX線領域で利用可能な超精密ミラー光学系の作製・応用に強みを持っており、X線自由電子レーザーのフェムト秒パルスを利用した生細胞のシングルショットイメージング技術の開発や、SPring-8 BL07LSU東京大学放射光アウトステーション物質科学ビームラインでの新規X線顕微イメージングシステムの立ち上げ・評価などに取り組んでいる。

本発表では、特にこうしたミラー光学系を利用した顕微イメージング技術に焦点を当て、SACLAやSPring-8の成果などの実例を交えながら、目指している方向性など今後の展望も踏まえて講演を行う。

参加希望の方は以下のGoogle formからご登録下さい。
https://forms.gle/USSwtg3caZE7X2jg9


(公開日: 2021年11月05日)