Sim2Realマテリアルインフォマティクスによる生分解性高分子設計:MDデータベースと転移学習の融合に向けて
日程 :
2025年11月12日(水) 4:00 pm - 5:00 pm
場所 :
Zoom及び物性研究所6階第5セミナー室(A615)
こちらから事前登録をお願いします 講師 : 篠田 恵子 所属 : 統計数理研究所 世話人 : 野口博司 (63265)
e-mail: noguchi@issp.u-tokyo.ac.jp講演言語 : 日本語
こちらから事前登録をお願いします 講師 : 篠田 恵子 所属 : 統計数理研究所 世話人 : 野口博司 (63265)
e-mail: noguchi@issp.u-tokyo.ac.jp講演言語 : 日本語
近年、マテリアルインフォマティクス(MI)の進展により、実験・シミュレーション・機械学習を統合した材料設計が注目されている。本研究では、生分解性高分子材料を対象として、分子動力学(MD)によるデータベース構築と、機械学習による物性・生分解性予測を連携させるSim2Real型アプローチを目指している。まず、ポリエステル系化合物を題材に、複数物性(Tgなど)を同時学習するマルチタスク事前学習モデルを構築し、特徴抽出型の転移学習により生分解性(二値分類)を予測した。今後は、富岳を用いて得られるセルロース誘導体のMDシミュレーションデータをソースとして活用し、実験的生分解性との対応を通じて、仮想設計空間から実材料設計への橋渡しを目指す。本講演では、高分子MIの理論的基盤とSim2Real転移の展望について議論する。
(公開日: 2025年10月30日)