東京大学高輝度光源計画
加速器の概要

挿入光源の非線形効果

  High emittance mode

  U46Lの非線型効果の見積もり。1.6GeV、High emittance mode。27mを50分割して、sinh の蹴りを加える。横軸は運動量、縦軸は挿入光源の強さである。高さ方向はシグマであるが、4倍が本当のシグマの値である。(例えば、値が 10 だったら、初期値が 40シグマの粒子までは1000周落ちずに回ったと言うこと。) シグマとは、であり、エミッタンスで規格化した初期位置である。(Twiss Parameter のαもηもη'もゼロの点から始めているので、純粋に初期運動量は0で、初期位置としての何倍の点から始めるのか、と思えばよい。)
  
  ちなみに、垂直方向は20シグマがおよそのチャンバー径にあたる。また、挿入光源の強さは1GeV相当のものである。本当の1.6GeV運転においては、で既にであり、それ以上強くしなくてもスペクトルはつながる。エミッタンスの規格化の違い(実際の座標は同じなので、倍すれば、1GeVでのシグマの値になる。)により1GeVの値を知りたいためである。

Horizontal Dynamic Aperture


Vertical Dynamic Aperture