シンクロトロン

前段の線形加速器から入ってきた 200 MeV の電子ビームは、シンクロトロンでさらに 1.8 GeV まで蓄積リングに入射する。ここでのシンクロトロンの役割は、単に入射ビームを加速するだけでなく、トップアップ入射での蓄積リングへの入射 100％ を目指すため、エミッタンスを小さくし、入射ビームのロスを無くすことも主な目的である。蓄積リングへは 0.5〜1 Hz の割合で入射を行う。

synchrotron

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1. 基本構成
(1) 電磁石系：（Bend, Quad, Sext, Septum, Kicker, Steering）
(2) 高周波加速装置：（RF system）
(3) 真空装置：（Vacuum system）
(4) 制御系：（Control system）
(5) モニタ系：（BPM, DCCT, FCT, WC, SRモニタ）


2. 基本パラメータ

パラメータ

記号

値

単位

出射時 入射時
エネルギー E 1.8 0.2 GeV
周長 C 93.52
m
周回周波数 frev 3.206
MHz
ラティス
Modified FODO

超対称性
2

ハーモニック数 h 156

偏向電磁石の長さ
1.88
m
偏向電磁石の磁場 B 1.25 0.1389 T
エミッタンス 47.1 0.581 nm.rad
エネルギー拡がり /E 7.06×10-4 7.85×10-5
バンチ長 13.7 0.486 mm
ベータトロンチューン / 7.37/3.30

モーメンタムコンパクション 0.01079 0.01082
エネルギー損失 U0 193.5 2.95×10-3 keV/turn
放射減衰時間 // 5.73/5.80/2.92 4177/4231/2130 ms
RF 電圧 VRF 0.500 0.500 MV
RF 周波数 fRF 500.1 500.1 MHz
RF バケットハイト (E/E)RF 0.70 3.07 %