真空系の立ち上げ

飛行管、コリメータ管の真空をそれぞれ立ち上げる

1.    リークバルブ(飛行管横)が閉じていることを確認する。

2.    ポンプ小屋の隣にある操作盤のボタンを押して電磁バルブを閉じ、ポンプを作動させる。下図の左:飛行管、右:コリメータ管

NVSの立ち上げ

上流→NVS(ロータリーポンプ、ターボポンプ、冷却ポンプ)→コリメータ管→下流

NVS真空ポンプの起動

1.    NVS真空ポンプのメイン電源を入れる。(ロータリーポンプが作動)

2.    真空度が0.003mbar以下になったらターボポンプのスイッチを入れる。(真空ポンプの操作手順に関してはポンプの表面にも書いてある)

冷却水の循環

1.    NVS用冷却水の循環槽の水量が十分であることを確認し電源を入れる。

NVSの起動

1.    NVS回転数制御パネルの電源を入れる。

2.    PC Rack 内にあるSANS-U NVS PCを起動する。

3.    プログラムが立ち上がるので、全て「YES」とし、数字は「720」と答える。パスワードは「nvs」

4.    真空度が十分であり(0.003mbar以下)、他の項目も警告表示がない(白くフラッシュしていない)ことをPCモニター上で確認し、キーボードから「C」キーを押す。回転数が3100 rpmに自動設定され回転を始める(時々失敗することがあるが、勝手に再起動するのでしばらく待つ)。

5.    3100 rpmになったらさらに10分以上待つ。

6.    回転数を5400, 7000, 12000, 13000, 14000, 15000, 16000, 17000, 18000, 19000, 19500 rpmとそれぞれ5分以上の間隔をあけ徐々に上げる(「C」キーを押し、回転数を入力しenterキーを押す)。9000 - 10000 rpm辺りにNVS本体との共振域があるため一気に飛ばすことが重要。19500 rpmで、波長7.0Åに対応する。

二次元検出器の立ち上げ

0.    CPU切り替え機(ディスプレイ横の黒いスイッチボックス)の下のボタン(CPU1)を押してDAS PCモードとする。

1.    SANS-U DAS PCを立ち上げる(SANS-U PC Rack 内)SANS-U DAS/Analysys Display画面にWindows Login画面が出たらReturnキーを押す(これでAdministratorとしてLoginできる)。

2.        SANS-U DAS PC上で立ち上がっているAIM-310.2 Serverのウィンドウで、”File”メニューから”Exit”を選んで終了する。(終了時に聞かれるダイアログには「はい」と答える)

3.        デスクトップの中心にあるAIMserverアイコンをダブルクリックしてAIM-310.2 Serverを再度立ち上げる。(おまじないです)

4.        AIM-310.2 Server のウィンドウにあるPSPC Cボタンを押す。

5.        検出器通信ソフトウェアPSPC 2660N2.exeが立ち上がるので、”File”メニューから”Get Firmware Version”を選んで”ORDELA 2.10 07/24/00”と表示されるのを確認する。一度で出ない場合は何度か繰り返す。

6.        通信が確認できたら、”Bias Setting”から”Set Bias Voltage”を選んでHV Bias Settingに2225.0を入力またはメニューから選ぶ。(PSPC HV Biasは現在値を示しています)

7.        Applyボタンを押して、PSPC HV Biasが2225Vになるのを待つ。

8.        Setボタンを押す。

9.        “File”メニューから”Exit”を選んでPSPC 2660N2.exeを終了する。

 

 

透過率モニターの立ち上げ

1.        飛行管の真空度が十分上がっていることを確認する。

2.        NIMモジュールラック(MODEL 2100)のBIN電源を入れる。(図参照)
     H.V. POWER SUPPLY(MODEL 3106D)の電源を入れる。

3.        HVの値をゆっくりと1.2kVまで上げる。

 

 

LabVIEW-RTの立ち上げ

1.        操作パネルの主電源を入れる。(図参照)

2.        SANS-U RT COMMUNICATION PCの電源を入れる。

3.        SANS-U RT COMMUNICATION PCでLabVIEWを立ち上げる。

4.        LabVIEW上で実行ターゲットに192.168.0.26を選ぶ。

5.        RTMain rev2.viを開き、白いボタンを押して実行する。

6.        ダウンロードが終了したら、「RTエンジンVIを閉じずに終了」を選ぶ。

 

 

ユーザーインターフェースの立ち上げ

SANS-U CONTROL PCのデスクトップにあるUserMainControl.viをダブルクリックする。

試料システムの設置

シェアセルの設置