SPICE

TEMCON制御

★ TEMCONが起動していれば、TEMCONへのコマンド送信時に自動的に接続する様になっています。もし、値が読めない等、接続しない時は、TEMCONをいったん終了し、再起動してください。


driveコマンドによる温度設定

★ 温度の設定だけならac、dcモードどちらからでもdriveコマンドで行えます。

drive coldtip 200
coldtip:T_#1の設定

drive tsample 200
tsample:T_#2の設定

drive coldtip 200 tsample 200のようにcoldtipとtsampleを一度に設定せず、別々に設定してください。




teコマンドによる温度設定

★ FILMANと同様な動作をするteコマンドを用意しました。driveコマンドは温度設定をするだけですが、teコマンドを使うとFILMANと同様に設定許容誤差以内に温度が到達するまで待ちます



te 30 30

• 1つ目のパラメタがcoldtip（T_#1)、２つ目がtsample(T_#2)の温度設定値です。

TEMCONパラメーターの変更

★ TEMCON制御パラメーターの変更は、Setupタブ > Hardwareタブ > Temconタブにて行います。


★ DefaultではDC、No Temperature Readモードになっています。モードを変える時にはまず緑色のMonitoring…Click to allow changesボタンを押し、modeやパラメタを変えた後で、濃い水色のUpdate Parametersボタンを押して変更を確定します。

★ 動作はFILMANでの動作と同じです。

• Temperature Control Mode
  許容誤差以内に温度が設定時間、安定するまでスキャン、カウントを待つacモード、待たないdcモードがあります。
• Temperature read?
  DCモード時に温度を読むかどうか設定します。ACモードを選ぶと自動的にYesになります。
• Control Channel
  ACモード時に使われます。ここで指定したControl Channelの温度が、wait timeの間torelance温度以内に収まらないとカウントはしますが、そのデータを採用しません。（収まるまでカウントを繰り返します。）
• Print Channel
  ログに残す温度のchannelを指定します。
• dlmon
  
  • 温度が一回でも許容誤差を超えると、その間のカウントはカウント終了時に不採用になり、再カウントします。
  • 温度条件を厳しくして長いカウントをしている時に、一瞬だけ許容温度を超えたカウントが不採用になるのは勿体ないので、カウントをする際、カウント時間（モニター）をdlmon値に小分けしてカウントする機能をつけています。
  • 小分けしておけば、例え許容誤差を超えたとしても、許容温度を超えたその小分けした1回分のみ再カウントするだけで済みます。
  • 小分けした中で温度の統計、平均をとり、最終的な温度はそれらの算術平均をとっています。
  • 例えば10000k monitorカウントするスキャンもしくはカウントで、dlmonが1000なら、1000k monitor毎に平均温度をTEMCONから取得し、最後にそれらの値の平均をそのカウントの温度として表示します。