
SPICE
Spectrometer Instrument Control Environment
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はじめに
★ コマンドのデリミタは半角スペースです。
★ モーター角度は全て反時計方向を正としています。5GではA1,C1,A3,C3は散乱角度が増える方向は正ですが、A2,C2は負になります。
★ コマンドヒストリーをダブルクリックすると、コマンドラインにそのコマンドを移せます。
★ SPICEの画面で?マークをクリックするとヘルプ(英語版)を参照できます。
★ SPICEは全ての可変可能な量(モーター、擬モーター、温度、フリッパー電圧を含む)をモーターとして取り扱います。 これはつまり、温度を変えるコマンドとモーターを動かすコマンド、中性子のエネルギーを変えるコマンド等は全て同じという事です。この結果、実験のほとんどは3つの基本的な コマンドで行うことが出来ます。その3つとは、 drive、 scan、 countです。 これにより、実験者はこれら3つの基本的コマンドさえ知っていれば、ユーザーフレンドリーなGUIによって多くの実験を行うことが可能となります。
★ SPICEでは既存のコマンドを組み合わせて複雑な動作をするエイリアス、マクロを簡単に作る事が出来ます。このマニュアルにもそのようなエイリアスが沢山出てきます。慣れてくれば自分でエイリアスを作り、それを実験中に使う事も可能です。
★ 逆格子空間上の点から、もしくは点への角度変換はUB Matrixが 使われています。UB Matrixは通常4軸分光器に用いられていますが、 SPICEでは標準3軸分光器で機能するように修正されています。 (標準3軸分光器では、通常2つの直交したサンプルゴニオのtiltとサンプル回転角(ω) によってサンプルの向きを定義しています。) それに加えてSPICEのUB matrixでは、非弾性散乱スキャンが可能になっています。 この方式の利点は以下の2点です。
- アークにより、逆格子空間上を動くことができる。
- 全ての対称性(trinicを含む)をプログラムで取り扱える。
★ ちなみに左上の写真は山葵です。SPICEの日本版ということで。
Edited by Matsuura; Updated 2007-05-03;
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