高温CTI
20Kから700Kまでの温度範囲で使用できます。炉室用とガイドホール用と1台づつあります。ほかの冷凍機で使う
標準試料缶などを使用できます(シール材注意、下記参照)。
使用にあたって
- 高温にする時は必ず冷凍機を運転して、使用終了後も室温にもどってから冷凍機の電源を切るようにして下さい。
- 高温側でアルミニウム試料缶を用いる時、封入のシールはインジウムではなく、アルミニウム線(冷凍機に付属)などを用いて下さい。(
高温CTI用にネジを強化した試料缶を用意しています! 共同利用推進室の技術職員までお問い合わせください! )
- センサーは白金抵抗です。サンプル缶などの底にM3のネジで取り付けるように穴が開いています。取り付けの時、割れ易いので注意して下さい。またリード線
はセンサーの周りがむき出しなので接触に気をつけて下さい。さらに、リード線とセンサーから出ているリード線は圧着でとめてあって、とれ易いので注意して下さい。
ときどきこの圧着部が高温・低温になると接触が緩くなることがありますので、真空に封じる前にペンチ等で(注意深く!)圧着部を圧し直しておくと良いです。
センサーに流す定電流は1mAです。もうひとつ、コールドヘッドの温度モニタ用としてシリコンダイオード(電流10μA)がついています。
こちらは通常使いません。
番号 | 種類 | 目的 | 定電流 | TEMCON接続 |
#1 | シリコンダイオード | コールドヘッドの温度モニター | 10μA | ー |
#2 | 白金抵抗 | ヒーターコントロール用センサ | 1mA | #1 |
#3 | 白金抵抗 | 試料温度モニタ用センサ | 1mA | #2 |
- シールドは低温用と高温用のを2枚とも付けて下さい。
- ビームの高さは冷凍機の底(取り付け面)から200mmです。試料取り付けコールドプレート(銅製)からは50mmです。(つまり他のと同じです)
- 分光器に載せるとき、圧力ホース、電源ケーブルなどに無理な力が加わらないようセットして下さい。
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