---------------------------------------------------------- Subject 研究会のお知らせ ---------------------------------------------------------- 物性研究所の皆様へ 低温液化室主催研究会を、以下の内容で開催いたします。 この研究会は3年前にも、物性研で開催され国内における ヘリウム液化に携わる技術者が集まる数少ない機会となっ ています。 なお、特別講演は 北海道大学 理学部 桜 勝巳氏による 「南極観測の技術支援 -第43次南極越冬に参加して-(仮)」 を予定しております。 興味のある方であれば、どなたでも参加できますので、皆様 お誘い合わせの上ご参加下さい。なお、登録制となっており ますので、参加申込はお早めにお願いいたします。 日時: 2003年10月8日(水)-10日(金) 場所: 物性研究所本館 第一会議室 題目: 低温技術の継承と情報の共有化    〜高圧ガス設備のデータベース化を目指して〜 研究会のページ:     http://www.issp.u-tokyo.ac.jp/cryogenic/kenkyu/ ※10月8日(水)17:30〜懇親会を予定しております。 趣旨:  大学は「知的リ−ダ−シップ」を発揮することが国民から 付託された使命であり、そのためには研究者はもとより、し っかりとしたサポ−トが重要です。特に理工系の研究では不 可欠と言えます。  最近、ヘリウム液化機の更新が進められ、今年度設置される 予定のものを含めると20ヶ所以上の大学や研究機関等で更新 ・新設が行われています。これは、液体ヘリウムが特別な研究 者の、特別な研究材料ではないことを示しています。しかし、 極低温の液体ヘリウムをつくる装置は高圧装置であり、自動化 が進んだとはいえ運転・維持管理には機械工学の基礎知識と技 術が必要です。同時に法律についても熟知しなければなりませ ん。このため短時間で技術者を養成することは難しく、技術の 継承が大きな課題となっています。 一方、液化装置は外国製のものが多く、同じような機種が導入 されているので部品も同一規格のものが使用されています。そ こで、それぞれの機関でストックしている部品の情報を集め、 デ−タベ−ス化できれば故障した時、部品がスム−スに入手で き、短時間で修理が可能になるのではないかと考えます。 _______________________________________________ 低温液化室 Cryogenic Service Lab. TEL 04-7136-3515 FAX 04-7135-1232 http://www.issp.u-tokyo.ac.jp/labs/cryogenic/