スピンS=1ハルデン系におけるt2g軌道自由度の効果



大西弘明(日本原子力研究所)


t2g軌道縮退ハバード模型一次元鎖の基底状態を密度行列繰り込み群法によって解析し、スピンS=1ハルデン系における軌道自由度の効果について調べた。フント結合を大きくしていくと、スピンギャップを持ついわゆるハルデン状態から、ギャップレスの軌道励起を持つ強磁性状態への相転移が起こることが分かった。

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