二次元量子スピン系のテンソル積変分法による解析



西尾幸暢, Andrej Gendiar, 西野友年(神戸大学)


我々が研究を進めている、二次元量子スピン系の基底状態に対する解析手法、テンソル積変分法について報告する。テンソル積変分法は、試行波動関数を一様な局所テンソルの積の形に仮定した数値的な変分計算である。今回の発表では、正方格子反強磁性ハイゼンベルグモデルに対する計算方法を説明し、得られた基底エネルギーの近似精度の評価を行う。さらに手法の拡張などについても話したい。

戻る