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光化学反応の磁場効果

日程 : 2018年1月10日(水) 2:00 pm - 3:00 pm 場所 : 物性研究所本館6階 第4セミナー室 (A614) 講師 : 谷本 能文 所属 : 広島大学 世話人 : 嶽山 正二郎 (65316)
e-mail: takeyama@issp.u-tokyo.ac.jp

化学・物理・生物に対する磁場効果の研究は、現在“磁気科学―Magneto-Science―”1と呼ばれている。これらの磁場効果の主要なメカニズムは4つある。(1)ラジカル対機構、(2)異方的磁気エネルギー、(3)磁気力、(4)ローレンツ力である。(1)は光化学反応の磁場効果、(2)は結晶などの磁気配向、(3)は不均一反応の磁場効果や磁気浮上、(4)は不均一反応の磁場効果などの主なメカニズムである。ここでは、溶液中の有機光化学反応の磁場効果について概説する。

 

参考文献

  1. M. Yamaguchi and Y. Tanimoto (eds.),Magneto-Science, Kodansha/Springer, Tokyo (2006).
  2. R. De et al.,Chem. Phys. Lett., 315(1999) 381.
  3. R. De et al., Bull. Chem. Soc. Jpn., 73(2000) 1573.

(公開日: 2017年12月19日)