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廣井教授を含むグループが第22回日本物理学会論文賞を受賞

物性研究所の廣井善二教授は、首都大学東京の門脇広明准教授らとともに、2017年3月19日、大阪大学にて開かれた日本物理学会第72回年次大会において、日本物理学会論文賞を受賞しました。この賞は、独創的な論文の発表により、物理学の進歩に重要な貢献をした研究者に与えられるものです。

受賞対象となった論文は、「Observation of Magnetic Monopoles in Spin Ice; J. Phys. Soc. Jpn. Vol.78, 103706 (2009)」 です。本論文は、純良な Dy2Ti2O7単結晶を用いた低温比熱の精密測定、および、精緻な中性子散乱実験実験とシュミレーション解析の有機的な組み合わせにより、理論的に指摘されたカゴメアイス状態における磁気モノポールの存在をいち早く検証したものです。加えて、低温における量子効果の重要性を示唆するなど、現在急激に進展している量子スピンアイスや量子スピン液体の実験・理論研究に大きな影響を与えたことが評価され、日本物理学会論文賞にふさわしい業績であると認めらました。

第22回(2017年)論文賞:http://www.jps.or.jp/activities/awards/ronbunsyo/ronbun22-2017.php

受賞論文:http://journals.jps.jp/doi/10.1143/JPSJ.78.103706

(Published on: Monday March 27th, 2017)