2016/10/10-12中国科学院重慶緑色知能技術研究院（中国・重慶）で開催されたThe 8th International Symposium on Ultrafast Phenomena and Terahertz Waves(ISUPTW 2016)において、小林研究室特任研究員の玄洪文さんがBest Conference Paper Awardを受賞しました。

受賞対象となった講演題目は”High power Yb:YAG ceramics laser and diamond Raman laser for frequency conversion to DUV”です。半導体リソグラフィなどに利用される高出力の193 nm深紫外レーザー光源のさらなる高出力化・短パルス化に向け、高出力なYb:YAG増幅器とラマンレーザーを組み合わせた新しいスキームを提案したものです。本発表により提案された方法を用いることで、1台のレーザーをシードとして高品質なビームプロファイルをもつ、高出力・高安定な193 nmのナノ秒レーザーを発生させることが可能になります。

ISUPTWは、Chinese Academy of Sciences（CAS）とthe Optical Society of America (OSA)によって組織され150~300名の参加者がある国際的なシンポジウムで2年毎に開催されています。今回の会議は200名以上の参加者があり、Best Conference Paper Awardに選ばれたのは8名でした。

国際会議HP
http://isuptw2016.csp.escience.cn/dct/page/1