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彫刻「開封された石」が設置されました

キャフテリア南側の芝生の中に、国画会会員で彫刻家の石井尚志氏から物性研究所に寄贈された石の彫刻、「開封された石」が設置されました。「石の内部に眠っている強烈なエネルギーを現代社会に解き放ちたい。」というコンセプトで、1.5メートル角の白御影石から、3つの部分を組み合わせたままの形で削り出し制作された総重量5トンの大きな作品です。太陽光の当たり方によってそれぞれの面の見え方が微妙に変化し、夕方には長く引く影の中央に真ん中の穴を通して夕日が差すなど、一日のうちでもさまざまな表情を見せてくれます。柏キャンパスの新しい風景のひとつとして楽しんで頂ければ幸いです。
なお、この作品は2000年の国展に出品されたものですが、石井氏の最新の作品は本年5月2日から14日に六本木の国立新美術館で開催される国画会の国展で見ることができます。
(文責:八木健彦)

石井尚志氏略歴
1961年 北海道函館市生まれ
1994年 東京造形大学彫刻研修生修了
1997年 第71回国展国画賞受賞
1998年 第72回国展国画賞受賞
2000年 淡路夢舞台国際石彫コンクール入賞

柏キャンパス内に設置された彫刻「開封された石」
大型クレーン車で据え付け中の彫刻と作者の石井尚志氏(右)
(公開日: 2007年03月07日)