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植田浩明助教、日本物理学会若手奨励賞を受賞

物質設計評価施設の植田浩明博士が第2回(2008年)日本物理学会若手奨励賞を受賞しました.本賞は学会の各専門領域における有望な若手研究者を奨励するもので,このたびの受賞は,磁性を研究分野とする領域3でのものです.植田博士は,極限環境下を中心とした物性開発を行ってきましたが,フラストレーションを持つ磁性体の強磁場下で起こる新しいタイプの磁気相転移の発見およびその機構の解明が評価され,今回の受賞となりました.特に,CdCr2O4における磁気相転移の発見,HgCr2O4の基礎物性および磁場誘起相の研究を通して,スピン系と格子系の相互作用のために磁気相転移が起こることを示し,磁性体の新たな側面を明らかにしました.受賞記念講演は、本年3月、大阪で開催される日本物理学会年会にて行われる予定です。

http://div.jps.or.jp/wakate2008.htm

(公開日: 2008年03月21日)