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小河愛実氏(松田巌研究室博士課程2年)が国際会議ACSIN-11でYoung Scientist Prizeを受賞

2011年10月3日~7日の期間、ロシアのサンクトペテルブルクで開催された国際会議11th International Conference on Atomically Controlled Surfaces, Interfaces and Nanostructuresでは、表面物性分野で活躍する若手研究者を奨励するためにYoung Scientist Prizeを設けています。

本会議で小河氏は”Soft X-ray photoemission band mapping with time-of-flight photoelectron analyzer system”という題目で、SPring-8 BL07LSUにおいて自身が完成させたレーザーと放射光を組み合わせた新しい時間分解軟X線光電子分光装置の詳細とその高い性能を発表しました。本装置は表面での光誘起相転移や化学反応の電子状態変化などをリアルタイムで追跡する事ができ、今後表面のダイナミクスの研究において重要な役割を担うと期待されます。本研究成果を通じて小河氏は高く評価され、このたび2011年のACSIN-11のYoung Scientist Prizeを受賞することとなりました。

授賞式の様子
(公開日: 2011年11月16日)