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東北地方太平洋沖地震について

  去る3月11日に東北地方を襲った大地震と津波に被災された方々に心からお見舞いを申し上げます.

  物性研究所の状況について,各方面からご心配をいただきました.幸い,柏地区・東海分室・筑波分室・播磨分室のいずれにも人的被害は発生しませんでした.まずもってこのことをご報告申し上げます.柏地区では物的損害もそれほど大きくない模様です.東海分室(JRR-3およびJ-PARC)や筑波分室(PF)では,建物および実験機器等にかなりの損傷が発生しておりますが,詳細については今後の調査を待たなければなりません.

  ご承知のように東京電力の電力供給能力の逼迫により電力事情がたいへん厳しくなっております.柏地区も輪番による計画停電の対象となっております関係で,時間帯によっては物性研のメールサーバーやウェブサーバなどがダウンする状況となっており,関係の皆様にご不便をおかけしております.また,電力消費削減の呼びかけに物性研究所としても最大限の協力をする観点から,大電力消費を伴う実験等の活動は当面差し控えております.このため共同利用研究につきましても,当面原則として受け入れを停止させていただいております.何とぞご理解のほどお願い申し上げます.なお,共同利用等について特段の事情やご要望がおありの場合には,ご遠慮なく共同利用係(TEL:04-7136-3484,E-Mail: issp-kyodo@kj.u-tokyo.ac.jp)までご相談いただければ幸いです.

       平成23年3月15日         物性研究所長 家 泰弘

(公開日: 2011年03月15日)