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小森文夫教授、第16回日本表面科学会学会賞を受賞

小森文夫教授

  2012年5月19日、ナノスケール物性研究部門の小森文夫教授が第16回日本表面科学会学会賞を受賞しました。本賞は、表面科学の発展に特に顕著な貢献があったと認められる個人研究者を表彰するものです。

  受賞対象となった研究は、「固体表面におけるナノスケール物性科学に関する研究」です。授賞理由としては、ゲルマニウム表面においてトンネル電流制御による可逆で高速な原子スイッチを実現したこと、銅表面において規則ナノパターンを形成したこと、そしてそれらを利用して、原子構造変化の機構や表面ナノ構造の電子状態と反応性に関する研究を発展させていったことが挙げられます。このような原子スイッチの実現や規則ナノパターンの創成、および、それらのミクロな機構の解明は、ナノテクノロジーの基盤となる学理としてたいへん注目を集めています。

(公開日: 2012年06月04日)