大久保毅氏(計算物質科学研究センター特任研究員)が第8回(2014年)日本物理学会若手奨励賞(領域3)を受賞
日本物理学会は将来の物理学を担う優秀な若手研究者の研究を奨励するために若手奨励賞を設けています。
この度、領域3における第8回(2014年)受賞者の一人として、計算物質科学研究センター特任研究員の大久保毅博士が選ばれました。大久保氏は、これまでに相互作用にフラストレーションが存在する磁性体に関する理論的な研究を行ってきました。今回特に、フラストレート磁性体における複数の波数秩序が混合した多重Q秩序状態の発見や、特殊な渦励起等のトポロジカル励起の秩序化とダイナミクスの解明における業績が評価され、受賞にいたりました。
対象論文:
[1]”Signature of a Z2 vortex in the dynamical correlations of the triangular-lattice Heisenberg antiferromagnet”, Tsuyoshi Okubo and Hikaru Kawamura, J. Phys. Soc. Jpn. 79, 084706 (2010).
日本物理学会 若手奨励賞受賞者一覧:
http://www.jps.or.jp/activities/awards/jusyosya/wakate2014.html
(公開日: 2014年04月16日)