トラブルシューティング

これまでに起こったトラブル事例と対処法

一般的なトラブル対処法 ソフトのハングアップ 非常停止 地震


これまでに起こったトラブル事例と対処法

症状6:SANS-U CONTROL PCの反応が異常に遅くなる。(2006.5.20)

可能性:原因ははっきりしませんが、PCにかかる負荷の問題かもしれません。

対策:SANS-U CONTROL PCの再起動

作業:

  1. 測定プログラム(1Shot, Sample Changerモードなど)をEXITする。
  2. SANS-U NavigatorのウィンドウでQUITボタンをクリックする。
  3. SANS-U CONTROL PCを再起動する。
  4. デスクトップが現れたら、画面上部にある「SANSU_Navigator_ver3.vi」をダブルクリックする。
  5. 通常通りユーザー情報を入力し、測定を続ける。

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症状5:測定画面にエラーメッセージが出て測定プログラムが停止してしまう(2005.6.17)

可能性:測定データの保存先に大量のファイル(1000セット程度)が存在すると起こりやすいようです。Windowsがファイルリストを更新するタスクによって測定プログラムの動作に支障が出たと考えられます。

対策:「測定プログラムの再起動」および「データファイルの移動またはデータ保存先の変更」

作業:

  1. SANS-U Navigator以外のウィンドウを閉じる。
  2. SANS-U Navigatorのウィンドウの左上にある白い矢印を押して黒い矢印になったことを確認する。
  3. 測定を続ける。

注)データファイルの数が増えてきたら(500セットが目安)、次のどちらかを行ってください。

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症状4:コリメータのボタンが効かなくなった(2004.10.14)

可能性:症状1と同じく、RTのソフトまたはハードウェアの問題と考えられます。

対策:RTの再立ち上げ

作業:ここをクリックして参照してください。

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症状3:SANS-U CONTROL PC上でスクリーンセーバーから復帰しない。(外部からftpでアクセスしてもファイルが更新されていない)キーボード、マウスの入力に反応しない。Ctrl+Alt+Delキーでの強制終了も受け付けない。(2004.10.14)

可能性:原因はわかりませんが、PC自体の応答がないので、ハードウェアリセットするしかありません。

対策:SANS-U CONTROL PCの再起動

作業:

  1. PC本体の電源スイッチを長押しして終了する。
  2. 5秒待ってから電源スイッチを押して起動する。
  3. デスクトップが現れたら、画面上部にある「SANSU_Navigator_ver3.vi」をダブルクリックする。
  4. SANS-U Navigatorウィンドウが現れるので、そのウィンドウの左上にある白い矢印をクリックしてプログラムを実行する。
  5. 通常通りユーザー情報を入力し、測定を続ける。

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症状2:気づいたら測定プログラムが勝手に終了していた。(LabVIEWアプリケーションごと終了しており、PC自体は動作していた)(2004.10.11)

可能性:原因ははっきりしませんが、PCにかかる負荷の問題かもしれません。根本的な解決の目処は立っていません。

対策:測定プログラムの再起動

作業:

  1. 画面上部にある「SANSU_Navigator_ver3.vi」をダブルクリックする。
  2. SANS-U Navigatorウィンドウが現れるので、そのウィンドウの左上にある白い矢印をクリックしてプログラムを実行する。
  3. 通常通りユーザー情報を入力し、測定を続ける。

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症状1:ビームストップYが動かなくなった。Y方向のみ数値が変わらない。(2004.6.22)

可能性:数値が変わらないので、ハードの故障ではなく、RTから信号が送られていない、つまりRTのプログラムが正常に動作していないためと思われます。

対策:RTの再起動

作業:ここをクリックして参照してください。

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一般的なトラブル対処法

ソフトのハングアップ

SANS-U CONTROL PC上でソフトウェアがハングアップしたときは次のように対処してください。


SANS-U CONTROL PCの再起動

  1. 測定プログラム(1Shot, Sample Changerモードなど)をEXITする。(EXITできない(数分待っても変化がない)場合はSANS-U CONTROL PCを再起動する。PC自体の応答がない場合はPCのPowerボタンを長押しして強制終了した後再起動し、項目4に進む。)
  2. SANS-U NavigatorのウィンドウでQUITボタンをクリックする。
  3. SANS-U CONTROL PCを再起動する。
  4. デスクトップが現れたら、画面上部にある「SANSU_Navigator_ver2.vi」をダブルクリックする。
  5. SANS-U Navigatorウィンドウが現れるので、そのウィンドウの左上にある白い矢印をクリックしてプログラムを実行する。
  6. 通常通りユーザー情報を入力し、測定を続ける。


RTの再起動


RTの再起動中の注意点

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非常停止

検出器全体で7000cps、または最高カウントレートのピクセルで200cpsを超える中性子がカウントされるとシステムは自動的にビームをシャットアウトする動作を行います。メインパネルのEmergencyボタンを押した時も同様の動作を行います。

  1. 12m位置のコリメータ板が回転してビームを通さない位置で止まる(この状態は操作盤でLEDが消えることからわかります)。
  2. すべてのAttenuatorがINになる。
  3. ビームシャッターが閉じる(鍵の位置に関係なく)。


測定画面ではALERTのランプが点滅しますので、これに気づいたときは非常停止動作が完了していることを確認した後に以下の手順に従って下さい。(メインパネルのEmergencyボタンを押して停止した時はボタンを右に回して元に戻すだけで結構です)

  1. ビームシャッターの鍵をCLOSEにする。
  2. 12mのコリメータ板を丸の方に移動した後、四角に戻す。
  3. Attenuatorを入れるなど、再びカウントレートが基準を超えないように設定する。
  4. 測定プログラムを一度EXITする。
  5. SANS-U Navigatorから1Shotモードを選ぶ。
  6. カウントを始めてみて、カウントレートが基準を超えていないことを確認する。
  7. 測定を続ける。

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地震が起きたとき

SANS-U NavigatorのNVS Rev. (rpm)の値を見て下さい。値が0ならばNVSが非常停止していることを示します。

NVSが停止しなかったとき

  1. 装置担当者に連絡する。
  2. 地震前と同じ条件で測定できる試料をいくつか使って、再現性の確認をする。
  3. 地震前と同じデータが得られた場合は、そのまま続ける。
  4. 地震前と異なる(特にビームストップ周りのずれに注意)場合、光学系のずれの可能性が考えられるので、装置担当者と調整を行うかどうかを話し合い対応する。

・NVSが停止したとき

  1. Breakingモード(急ブレーキ状態)に入るので、何もせず停止するのを待つ。
  2. 1の間に装置担当者に連絡する。
  3. 装置担当者または物性研職員の立ち会いのもとで再起動する。
  4. 光学系に異常がないかどうか調査し、問題を解決した後、実験を続ける。

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