東京大学 物性研究所

中性子科学研究施設

熱・偏極中性子3軸型分光器PONTA


トップページ

PONTAの概要

Polarized Neutron Triple-Axis Spectrometer (PONTA) 5G

PONTAは原研改造3号炉炉室内のビームライン5Gに設置された偏極分光装置をもつ 3軸分光器です。入射中性子、散乱中性子のエネルギーは、偏極実験か 非偏極実験によりPyrolytic Graphite(PG)、もしくはHeusler結晶により エネルギーを走査する事ができます。それに加えてモノクロメーターとして、 Ge(111)-、Ge(311)、Cu(220)結晶を選択する事ができます。 サンプル、アナライザーテーブルはエアーパッドで浮上して動き、 モノクロメーター-サンプル、サンプル-アナライザー間の距離を調節する事も 出来ます。偏極実験はサンプルテーブルのpi-flipper、Helmholtz coils (それぞれ散乱ベクトルに平行、垂直な磁場)とガイド磁場を印加する事が 可能です。Flipping ratiosは、エネルギー80,33,14.7meVの入射中性子に対して 平均して18~20の値が得られています。


Edited by M.Matsuura; Updated 2004-09-20; E-mail address for comments or questions