東京大学 物性研究所
中性子科学研究施設
熱・偏極中性子3軸型分光器PONTA
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バックグラウンドの落とし方(参考)
ビームキャッチャーを低角まで押さないようにする事と、(kf fixの場合)
PG filterを第3コリメータぎりぎりに置く事で、低角でのバックグラウンド
を減少させることが出来ます。
変更方法
- ビームキャッチャーを押す棒を六角レンチで外します。外しにくい場合、上についているアルミ板の取り付けネジ(M19)を緩めると外しやすくなります。(写真左)
- ビームナロワーを前に出し、第3コリメータとの間にビームキャッチャーが入る隙間を作ります。(写真中央)
- ビームキャッチャーの根元のネジを緩めて、低角でビームパスを横切らない程度にビームキャッチャーが入り込むように、ビームキャッチャーの位置を調節します。
- PGフィルターを第3コリメーターぎりぎりにつけます(写真右)。ギリギリすぎてフィルターの面がビームに対して垂直な関係からずれないように!
- スキャンをするときは低角から始めて、高角に振るようにして、スキャンの前にはビームキャッチャーの位置を確認する方がいいでしょう。
ki-fixの非弾性散乱をやる人はくれぐれもPG filterを上記の位置につけないように!
Edited by M.Matsuura; Updated 2006-10-24;