4G 実験者の皆様
Note rev. 2; 2006/04/19
新年度の 4G です。いろいろと変更があります。
1. 分光器制御プログラム(linux 上) はflmmtj という名前になりました。
これはテストバージョンですが、スキャンデータが別々のファイルになってセーブされていきます。データは afp://133.53.112.5/~LOG/data に入っていきます。ファイルネームは 4g では 4g0xxxxx.ngx という形式です。Mac から 133.53.112.5 に apple file protocol でつないで、4G_data_spool を mount すれば見えます。ダブルクリックで Kaleida graph が立ち上がるはずです。
一方、ファイルの内部形式は NIST 形式にしてあります。従って、DAVE で見る事ができます。DAVE は Mac に入れておきました。X11 を立ち上げて、xterm から
> dave &
とすれば時間はかかりますが立ち上がります。立ち上がったら、Data Reduction -> TAS -> TASXP を開いてください。これが3軸データを見るアプリケーションです。New File で新しいファイルを開く訳ですが、最初に一回だけ、/Volumes/4G_data_spool/ にディレクトリを変更する必要があります。印刷は hardcopy を押して出てきたウインドで print すれば出るはずですが、もし出てきたウインドの一番下の欄に # から始まるファイル名が入っていた場合はハングアップしますので、ファイル名ごと消してくウランにしてください。(これはそのうち改善します)
なかなか楽になったのでぜひお試しください。
2. 基本的にハードウェアリミットスイッチはすべてチェックいたしました。大丈夫なはずですが、もしかすると何か起こるかもしれませんので、できれば当てないでください。
3. C2 は絶対角で -120 < C2 < 210 位の範囲で動きます。flmm では -120 以下を出すときがありますのでご注意ください。
4. A1 が動かなくなる事があります。長い間(2,3日) A1 を動かさなかったときによく出ます。この場合は慌てず、ラックの 200V をオンオフしてください。A1 のモータ(モノクロドラム下の AC サーボモーター) からキ〜ンと小さな音が出ていれば正常です。
5. 1,2日走らせると以下のエラーが出る事があります。
gpib_get: ID 4, ibrd error
ibsta=0xc100 < ERR TIMO CMPL >
iberr= 6 EABO <Operation Aborted>
ibcnt= 0
このエラーが出た際は
a. flmm をアボートする(ab コマンド)
b. Control PC (Dell) の filman interface main.vi の停止ボタンを押す。(それでも止まらなければ左上の停止マークを押す)
c. 4Gメインラックの一番したの Smart UPS の電源を切ってください。(丸印)
d. 深呼吸
e. Smart UPS を再起動してください。(縦線test)
f. 深呼吸
g. Control PC (Dell) の filman interface main.vi のrunボタンを押す。
h. linux で flmm 起動。
7. 万が一、暴走した場合は4Gメインラックの非常停止を押してください。それでも止まらないときは容赦なく Smart UPS の電源を切ってください(丸印)。ただし、モーター駆動中に電源を切った場合エンコーダの無い軸は角度を失う可能性がありますので、再起動後ご確認ください。
新しい問題に遭遇したらまずはログブック。それでも解決しなければ、できれば昼間に、佐藤にご連絡ください。
では、よい実験を!
2006/04/19 tjsato