2009.6.30更新

標  題:【拡大IRT研究会シリーズ】構造解析討論会:装置の立場からみた構造解析の将来像
                   ---3号炉の今と5年後 / J-PARCの今と5年後 ---
日  時:2009年8月7日(金)13:30〜/8月8日(土)09:00〜
場  所:東海波紋施設
担当幹事:大山研司

趣旨: J-PARCが順調に稼働を開始し、SHRPDはじめ特徴ある構造解析装置が続々と誕生している今、三号炉で進められている構造物性研究も新たな時代に対応する必要があります。しかもそれはJ-PARCと三号炉と両方の施設を自由に使うことができるこの恵まれた環境を最大限いかすものでなければいけません。この討論会では、三号炉とJ-PARC装置群の現状と5年間を検討し、構造解析の視点から装置バランスをどうすべきか、この5年間になにをなすべきか、とくにJ-PARC時代の三号炉の構造解析装置の将来像はなにか、を考えます。

program # 開始 終了 テーマ 発表者 講演題目
7日 13:30 13:40 趣旨説明 大山
1 13:40 13:50 柴山 充弘 三号炉の将来計画に対する共同利用主幹の取り組み(仮)
2 13:50 14:10 武田 信一 共同利用ユーザーの立場から;液体の構造物性研究の現状と希望
14:10 14:20 議論10分
3 14:20 14:40 八島 共同利用ユーザーの立場から:酸化物の構造物性研究の現状と希望
14:40 14:50 議論10分
14:50 15:00 休憩
4 15:00 15:20 大山 粉末構造解析装置HERMESの現状と5年後(仮)
15:20 15:35 議論 15分
5 15:35 15:55 神山崇 J-PARCでの構造解析装置の現状と5年後(仮)
15:55 16:10 議論15分
6 16:10 16:30 大友季哉 NOVAの現状と5年後- 水素系・金属ガラス・液体
16:30 16:45 議論
16:45 16:55 休憩
7 16:55 17:15 野田幸男 三号炉単結晶構造解析装置の現状と5年後(仮)
17:15 17:30 議論
8 17:30 17:50 田村格良 J-PARC単結晶構造解析装置の計画と5年後の見通し(仮)
17:50 18:05 議論
9 18:05 18:25 内海渉・深澤裕 HRPDの現状と5年後/J-PARC高圧装置の計画と5年後の見通し
18:25 18:40 議論
19:00 20:00 夕食
10 20:00 22:00 ナイトセッション 議論点についての意見集約
11 8日 9:00 10:00 構造解析研究の将来像案つくりの討論
10:00 閉会

三号炉の将来についての議論点

原子炉に粉末回折装置は5年後も必要か? NOVAでHERMES相当の結晶構造解析は可能じゃないのか? 液体重視のHigh-Q回折装置(D7型)は必要か?NOVAと並立する意味があるか? 大強度型中分解能粉末回折装置は必要か?意味があるか?現実的か? 原子炉で高分解能粉末はもう不要か? J-PARC単結晶装置とFONDER-2DPSD装置との関係は?並立できないのか? 原子炉に極端条件用の単結晶二軸(散乱面可変型)は必要あるか?田村提案装置と並立できるか? 「マシンタイムはどうせ不足するから、スペックはおちても回折装置は多いほどいい」という考えはまともか?