日本から発見された新鉱物たち(その他)

 

鉱物種は承認されてしまえば未来永劫その立場が保証されるという訳ではなく、あるタイミングで整理が行われ独立種の立場が消えることがある。また不確かな情報が元になっている鉱物種もある。

新鉱物として承認された後に何らかの事情で取り消しになった、存在が疑われている、新種に該当するデータはあるが新鉱物として認められていない、IMAリストで産地がJapanとなっているが詳細が不明、領土問題などなど、ここでは日本産新鉱物として認めて良いものだろうか?という鉱物を扱う。

そんな鉱物たちだが、その写真や経緯などを記しておきたい。

承認されている日本産新鉱物(一覧)はこちら

IMA No./year: オフィシャルリストに掲載されている(た)年に準拠。改訂があるものは「発見年(リストに記載の数字)」としてある。年の後についている「s.p.」は再定義・再命名・再承認などがあったことを意味している。

名前は「和名 / 学名」で掲載。

一覧表の鉱物をクリックすればそこへ、写真をクリックすれば保存先のFlickrからフルサイズが見られる。

写真掲載を優先し、レビュー文は後に更新。
フォーマットはレビューを行ったときに統一する予定。

写真の利用はhamane*へお問い合わせください(*@issp.u-tokyo.ac.jp)。
質問などもそこへ。

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一覧

  1. 磁硫鉄鉱 / Pyrrhotite (1835)
  2. 小藤石 / Kotoite (1939)
  3. 雲水峰石 / Uduminelite (1950)
  4. 苦土リーベック閃石 / Magnesio-riebeckite (1957)
  5. 中瀬鉱 / Nakaseite (1960)
  6. ブセル石 / Buserite (1970-024)
  7. 水酸エレスタド石 / Hydroxylellestadite (1971)
  8. 南石 / Minamiite (1982)
  9. 釣魚島石 / diaoyudaoite (1985-005)
  10. フッ素ソーダローメ石 / Fluornatroroméite (1996)
  11. レニウム鉱 / Rheniite (1999-004a)
  12. ストロンチウムトムソン沸石 / Thomsonite-Sr (2000-025)
  13. クドリャブ鉱/ Kudriavite (2003-011)
  14. アブラモフ鉱 / Abramovite (2003-042)
  15. カドモインド鉱 / Cadmoindite (2006-016)
  16. ジナメンスキー鉱 / Znamenskyite (2014-026)
  17. 謝辞

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IMA No./year: 1835
IMA Status: G(grandfathered)
状況:オフィシャルリストで模式地が「Japan」となっているがそれを示す論拠が不明。

磁硫鉄鉱 / Pyrrhotite

Fe7S8

模式地:オフィシャルリスト上で「Japan」となっている。

第一文献:Breithaupt J.F.A. (1835) Ueber das verhältniss der formen zu den mischungen krystallisirter körper. Journal für Praktische Chemie, 4, 249-271.

第二文献:de Villiers J.P.R., Liles D.C. (2010) The crystal-structure and vacancy distribution in 6C pyrrhotite. American Mineralogist, 95, 148-152.

Pyrrhotite
愛媛県久万町高殿

IMAのオフィシャルリストには磁硫鉄鉱 / Pyrrhotiteの模式地として日本が登録されている。しかし鉱物研究者やマニアもこれを日本産新鉱物と扱わうことはない。それでも模式地が日本となっているのはどういう事情だろうか?磁硫鉄鉱について調べたことを記してみよう。

磁硫鉄鉱の学名Pyrrhotiteはギリシャ語で火のような色を意味する「Pyrrhos」から名付けられたとされる。ドイツ語で記された1835年の第一文献には「Pyrrotine」となっており、産地について少なくとも日本の記述はない。オフィシャルリストに掲載されている第二文献は結晶構造を議論した論文であり、この研究に用いられた試料は南アフリカ産の磁硫鉄鉱である。これらの研究が模式国が日本になっていることの理由ではなさそうだ。

さて磁硫鉄鉱は鉱物種としては1種類なのだが、結晶構造にはいくつかのバリエーションが知られている。こういうのをポリタイプ(多形)と言って、結晶構造で分類することもできる。ポリタイプの解明には日本人研究者の貢献が大きい。1970年における森本らの報告にはPyrrhotite-4C, Pyrrhotite-5C, Pyrrhotite-6C, Pyrrhotite-11Cが記されている[1]。一方でこの論文には日本産の試料は使われておらず、またこの論文は第二文献中での引用はされていない。代わりに1975年の森本らの論文[2]が第二文献中で引用されている。

第二文献中で引用されいる論文で日本産の磁硫鉄鉱を扱っているのは森本ら[2]の論文だけであった。森本ら[2]は天然の磁硫鉄鉱を調べて、もっとも普遍的に出現するのはPyrrhotite-4Cであることを明らかにした。そしてこのときに使用された試料のほとんどが日本産となっている。このことから磁硫鉄鉱の模式国が日本となっているのかもしれない。ちなみに森本らが研究に使用したPyrrhotite-4Cは秩父鉱山赤岩から採集された磁硫鉄鉱である。

写真の標本は愛媛県久万高原町で採集された標本になる。磁硫鉄鉱の産状としてはかなり異例で、モルデン沸石と玉随が共存している。構造は調べていない。

[1] Morimoto N., Nakazawa H., Nishigucmi K., Tokonami M. (1970): Pyrrhotites: Stoichiometric Compounds with Composition Fen–1Sn (nge8). Science, 168, 964-966.
[2] Mirimoto N., Gyobu A., Mukaiyama H., Izawa E. (1975) Crystallography and stability of pyrrhotites. Economic Geology, 70, 824-833.

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IMA No./year: 1939
IMA Status: G(grandfathered)
状況:記載当時は日本領であったが、現在では北朝鮮産の新鉱物として登録されている。

小藤石 / Kotoite

Mg3(BO3)2

模式地:北朝鮮 遂安 笏洞(Hol Kol)鉱山

原著:Watanabe T. (1939) Kotoit, ein neues gesteinsbildendes magnesiumborat, Mineralogische und Petrographische Mittheilungen, 50, 411-463.

Kotoite1
模式地標本

kotoite2
上の標本の薄片写真(クロスニコル) 中央が本鉱

Kotoite3
岩手県宮古市 灰色の部分です。

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IMA No./year: 1950
IMA Status: Q(questionable)
状況:データ不足で存在が怪しまれている。

雲水峰石 / Uduminelite

Ca3Al8(PO4)2O12·2H2O

模式地:福島縣石川郡小鹽江村埋平の東方、 雲水峰の東南山嘴(原文まま)

原著:柴田秀賢(1950) 新鉱物雲水峰石,地質学雑誌, 56, 243.

「未入手」

鉱物の信頼度の指標であるIMA Statusは「questionable」。要は存在があやしいぞという鉱物であるが、正式に抹消とはなっていないので鉱物種にはカウントされている。でも日本産鉱物型録からはすでに外されている。原著ではたった10行程度の記述しかなく、ほぼ産状を記すのみ。最後に斜方晶系と上記の化学組成がちょっとだけ書いてある。南部松夫編「福島県鉱物誌」には記述があって(p161)、さらに試料を豊富にした研究の継続が必要とされている、と結んである。

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IMA No./year: 1957
IMA Status: Rd(redefined)
状況:名前の命名は早かったがデータの優先権が微妙。

苦土リーベック閃石 / Magnesio-riebeckite

☐Na2(Mg3Fe3+2)Si8O22(OH)2

模式地:徳島県 徳島市 眉山?

原著:Miyashiro A., Iwasaki M. (1957) Magnesioriebeckite in crystalline schists of Bizan in Sikoku, Japan. Journal of the Geological Society of Japan, 63, 698-703.

「未入手」

これは日本産と認識しても良いのか?よくわからない。というのも、オフィシャルリストはWhittaker E.J.W.(1949, Acta crystallographica, 2, 312)も引用しており、こっちのほうが出典が古い。さらにWhittakerらはボリビア産の試料を使って組成分析と構造解析を行っている。一方のMiyahiroらは化学組成分析は行っているが構造解析は無い。ただMiyahiroらは初めてこの名前を使った。

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IMA No./year: 1960
IMA Status: リジェクト
状況:1962年に行われた鉱物種の洗い直しにおいて独立種を否定された。

中瀬鉱 / Nakaseite

Pb4Ag3CuSb12S24

模式地:兵庫県 中瀬鉱山

Nakaseite
模式地標本

IMAが設立し新鉱物の審査プロセスが確立する以前に記載論文があり(Ito and Muraoka, 1960, Zeitschrift für Kristallographie, 113, 94-98)、これを元にして日本では国産新鉱物の扱いを受けている。しかし1962年に行われた鉱物種の洗い直しにおいて、中瀬鉱は独立が否定された。現時点でも未承認。

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IMA No./year: 1970-024
IMA Status: A (approved)
状況:原著論文から産地にたどり着けない。

ブセル石 / Buserite

Na4Mn14O27·21H2O

模式地:北海道の湯の瀧温泉?

原著:Giovanoli R., Feitknecht W., Fischer F. (1971) Über oxidhydroxide des vierwertigen mangans mit schichtengitter. 3. Mitteilung: reduktion von mangan (III) – manganat (IV) mit zimtalkohol, Helvetica Chimica Acta, 54, 1112-1124

「未入手」

産地が判然としない。というよりもこの原著は合成実験の内容。すくなくともこの原著からはJapanにはたどり着かないし、オフィシャルリストのもう一つの引用Burns et al.(1983, American Mineralogist, 68, 972)にもやっぱり産地は書いてない。この合成物に相当する天然物が初めて見つかったのは太平洋海底の鉄マンガンクラストから(Ostwald and Dubrawski, 1987, Neues Jahrbuch für Mineralogie Abhandlungen, 157, 19)。続いて小笠原諸島の海底からも見つかった(Usui et al., 1989, Marine Geology, 86, 41)。それから北海道湯の瀧温泉から見つかって(Usui and Mita, 1995, Clays and Clay Minerals, 43, 116)、これが初めての地上からの試料となった。という流れでこの鉱物がJapan産とされたのではないかと推測しているが、詳細不明であるため、日本から発見された新鉱物たち(その他)に掲載。一方でIMA Statusは「Approved」、つまりは承認済みの有効な鉱物種。

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IMA No./year: 1971
IMA Status: A (approved)
状況:国産新鉱物としての立場は無くなった。

水酸エレスタド石 / Hydroxylellestadite

Ca5(SiO4)1.5(SO4)1.5(OH)

模式地:埼玉県 秩父市 秩父鉱山→アメリカ

原著:Harada K., Nagashima K., Nakao K., Kato A. (1971) Hydroxylellestadite, a new apatite from Chichibu Mine, Saitama Prefecture, Japan. American Mineralogist, 56, 1507-1518

水酸エレスタド石 / Hydroxylellestadite
秩父鉱山産 淡紫色部が本鉱

いったんは日本産新鉱物として承認されていたが、実はアメリカ産のものが先に報告されていた(McConnell, 1937, American Mineralogist, 22, 977)。McConnellの分析値を見る限りOHタイプ、つまりは本鉱と考えられる。HaradaらももちろんMcConnellは引用していたのだが、なぜかフッ素タイプとして想定・引用していて、それもあってか本鉱はいったんは国産新鉱物として承認された。でもその点を指摘されて結局はアメリカ産ということになった(Pasero et al., 2010, European Journal of Mineralogy, 22, 163)。

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IMA No./year: 1982
IMA Status: –
状況:命名規約改定により独立種を取り消された。

南石 / Minamiite

(Na,Ca,K)Al3(SO4)2(OH)6

模式地:群馬県 奥万座 殺生沢

原著:Ossaka J., Hirabahashi J.-I., Okada K., Kobayashi R., Hayashi T. (1982): Crystal structure of minamiite, a new mineral of the alunite group. American Mineralogist、 67、 114-119

Minamiite
模式地標本

命名規約改定によりNatroalunite-2cと再命名。しかしながらこれはNatroaluniteという鉱物の2c構造型、つまりはポリタイプの扱いで独立種としては取り消し(Bayliss et al., 2010, Mineralogical Magazine, 74, 919)。

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IMA No./year: 1985-005
IMA Status: A (approved)
状況: 領土問題と人工物の可能性。

釣魚島石 / diaoyudaoite

NaAl11O17

模式地:Okinawa Trough, near Diaoyudao Island, a few km northeast of Taiwan

原著:Shen S., Chen L., Li A., Dong T., Huang Q., Xu W. (1986) Diaoyudaoite – a new mineral, Acta Mineralogica Sinica, 6, 224-227

「未入手」

台湾産として登録されているが、日本では魚釣島産となる。また天然の鉱物ではなく産業廃棄物ではないか?という疑いがある(清水他,1996,日本岩石鉱物鉱床学会・日本鉱物学会・資源地質学会秋季連合学術講演会講演要旨集,154)。

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IMA No./year: 1996
IMA Status: –
状況: データは新種の可能性を強く示唆するも未承認

フッ素ソーダローメ石 / Fluornatroroméite

(Na,Ca)2Sb2(O,OH)6F

模式地:福島県 いわき市 御斎所鉱山

ローメ石_御在所2
ローメ石_御在所

Matsubara et al. (1996, Mineralogical Journal, 18, 155-160)で記載されたローメ石は新しいパイロクロア命名規約に従うと新鉱物に相当するというもの。松原さん自身がそれを話して回ってはいるが、オフィシャルリストにフッ素ソーダローメ石は登録されていない。IMAに対して改めて新鉱物申請書を提出する必要があるのかも知れない。
写真の標本は御斎所のいわゆるローメ石とされる標本になる。見た目で黒っぽい結晶(写真上)と透明感のあるブラウン色の結晶(写真下)がある。分析して調べてみたところ、どちらもフッ素ソーダローメ石に該当する化学組成だった。

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No. 11
IMA No./year: 1999-004a
IMA Status: A (approved)
状況: 領土問題

レニウム鉱 / Rheniite

ReS2

模式地:Kudriavy volcano (Kudryavyi), Iturup Island, Kuril Islands, Sakhalinskaya Oblast’, Far-Eastern Region, Russia

原著:Znamensky V.S., Korzhinsky M.A., Steinberg G.S., Tkachenko S.I., Yakushev A.I., Laputina I.P., Bryzgalov I.A., Samotoin N.D., Magazina L.O., Kuzmina O.V., Organova N.I., Rassulov V.A., Chaplygin I.V. (2005) Rheniite, ReS2, the natural rhenium disulfide from fumaroles of Kudryavy volcano, lturup Isl., Kurily Islands, Zapiski Rossiiskogo Mineralogicheskogo Obshchetstva 134, 32-40.
ただし最初の発見は1994年:Korzhinsky M.A., Tkachenko S.I., Shmulovich K.I., Taran Y.A., Steinberg G.S. (1994) Discovery of a pure rhenium mineral at Kudriavy volcano. Nature, 369, 51-52.

Rheniite1
Rheniite2
模式地標本 IMAにはロシア産として登録されている。日本で言うところの択捉島の茂世路岳。

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IMA No./year: 2000-025
IMA Status: A (approved)
状況: 原著に日本産の記載が無い。

ストロンチウムトムソン沸石 / Thomsonite-Sr

NaSr2Al5Si5O20·6-7H2O

原著:Pekov I.V., Lovskaya E.V., Turchkova A.G., Chukanov N.V., Zadov A.E., Rastsvetaeva R.K., Kononkova N.N. (2001) Thomsonite-Sr (Sr,Ca)2Na[Al2Si5O20]·6–7H2O, a new zeolite mineral from Khibiny Massif (Kola Peninsula) and thomsonite-Ca—thomsonite-Sr an isomorphous series. Zapiski Vserossijskogo Mineralogicheskogo Obshchestva, 130, 46-55.

模式地:オフィシャルリストでは「Japan」だが原著にその記載は無い。

Thomsonite-Sr
Rasvumchorr Mt, Khibiny Massif, Kola Peninsula, Murmanskaja Oblast’, Northern Region, Russia

原著では産地がRasvumchorr Mt, Khibiny Massif (Kola Peninsula), Russiaとなっており、写真の標本はその産地のモノ。オフィシャルリストでは模式地が「Japan」になっており、これはもしかしたら宮島ら(1999, 日本鉱物学会1999年年会講演, p93)の報告がもとになっているのかもしれない。日本では糸魚川・青海地域産ヒスイから見いだされている。

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IMA No./year: 2003-011
IMA Status: A (approved)
状況: 領土問題

クドリャブ鉱/ Kudriavite

(Cd,Pb)Bi2S4

模式地:Kudriavy volcano (Kudryavyi), Iturup Island, Kuril Islands, Sakhalinskaya Oblast’, Far-Eastern Region, Russia

原著:Chaplygin I.V., Mozgova N.N., Magazina L.O., Kuznetsova O.Y., Safonov Y.G., Bryzgalov I.A., Makovicky E., Balić-Žunić T. (2005) Kudriavite, (Cd,Pb)Bi2S4, a new mineral species from Kudriavy volcano, Iturup Island, Kurile arc, Russia, The Canadian Mineralogist, 43, 695-701.

Kudriavite_1
模式地標本 IMAではロシア産として登録されている。日本で言うところの択捉島の茂世路岳。分離結晶の標本。

Kudriavite_2
Kamchatka半島Mutnovsky火山 

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IMA No./year: 2003-042
IMA Status: A (approved)
状況: 領土問題

アブラモフ鉱 / Abramovite

Pb2SnInBiS7

模式地:Kudriavy volcano (Kudryavyi), Iturup Island, Kuril Islands, Sakhalinskaya Oblast’, Far-Eastern Region, Russia

原著:Yudovakaya M.A., Trybkin N.V., Koporulina E.V., Belakovsky D.I., Mokhov A.V., Kuznetsova M.V., Golovanova T.I. (2007) Abramovite, Pb2SnInBiS7 – the new mineral from fumaroles of Kudryavy Volcano (Kurily Islands), Zapiski Rossiiskogo Mineralogicheskogo Obshchetstva, 136, 45-51.

Abramovite
模式地標本 IMAではロシア産として登録されている。日本で言うところの択捉島の茂世路岳。分離結晶の標本。

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IMA No./year: 2006-016
IMA Status: A (approved)
状況: 領土問題

カドモインド鉱 / Cadmoindite

CdIn2S4

模式地:Kudriavy volcano (Kudryavyi), Iturup Island, Kuril Islands, Sakhalinskaya Oblast’, Far-Eastern Region, Russia

原著:Chaplygin I.V., Mozgova N.N., Bryzgalov I.A., Mokhov A.V. (2004) Cadmoindite, CdIn2S4, a new mineral from Kudriavy volcano, Iturup isle, Kurily islands, Zapiski Vserossijskogo Mineralogicheskogo Obshchestva, 133, 21-27.

Cadmoindite
模式地標本 ブラウン色八面体が本鉱、黄色六角板状はウルツ鉱、黒は本鉱と黄鉄鉱の混じりもの。IMAではロシア産として登録されている。日本で言うところの択捉島の茂世路岳。

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IMA No./year: 2014-026
IMA Status: A (approved)
状況: 領土問題

ジナメンスキー鉱 / Znamenskyite

Pb4In2Bi4S13

模式地:Kudriavy volcano (Kudryavyi), Iturup Island, Kuril Islands, Sakhalinskaya Oblast’, Far-Eastern Region, Russia

the early publication::Chaplygin, I.V., Mozgova, N.N., Bryzgalov, I.A. Belakovsky, D.I., Pervukhina, N.V., Borisov, S.V. and Magarill, S.A. (2014) Znamenskyite, IMA 2014-026, Mineralogical Magazine, 78, 797-804.

znamenskyite2
模式地標本 レニウム鉱を筆頭で記載したZnamensky V.S.に因む。IMAではロシア産として登録されている。日本で言うところの択捉島の茂世路岳。

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謝辞

以下の方々から貴重な標本を恵与して頂きました。

この場を借りて御礼申し上げます。ご協力ありがとうございました。

(敬称略) 足立富男、石橋隆、今井裕之、稲葉幸郎、大西政之、Anatoly Kasatkin、小林寿宣、Roy Kristiansen、 久野武、豊遙秋、松林康仁、三浦裕之、三輪俊一、皆川鉄雄、永嶌真理子、西久保勝己、西田勝一、田邊満雄、田中崇裕、福本辰己、山田滋夫、鈴木保光

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 Posted by at 12:46 PM

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