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Seminar
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[その他セミナー/研究会]
放射光セミナー: 多成分磁気構造を持つマルチフェロイックオリビン型酸化物Mn2GeO4に対するマルチプローブ研究
標題: 放射光セミナー: 多成分磁気構造を持つマルチフェロイックオリビン型酸化物Mn2GeO4に対するマルチプローブ研究
日時: 2014年2月18日(火)  午後1:30~
場所: 物性研究所本館6階 第4セミナー室(A614)  
講師: 本田孝志 氏
所属: 大阪大学大学院 基礎工学研究科
要旨: 近年、オリビン型マンガン酸化物Mn2GeO4において、5.5K以下でマルチフェロイック特性が観測された[1,2]。このマルチフェロイック特性の起源解明のため中性子線回折実験を行った結果、磁気構造がらせん成分及び強磁性成分を包含した多成分磁気構造であることがわかり、同物質におけるマルチフェロイック特性の起源に関係していることが示唆されている。さらに本特性の発現機構を調べるため、電場・磁場・圧力といった種々の摂動下でマクロ測定手法(磁化測定・比熱測定・誘電測定)とミクロ測定手法(中性子回折・放射光X線回折)を組み合わせ、同物質の構造及び電気的・磁気的物性の詳細を観測した。

本セミナーでは、これらのマクロ及びミクロ測定の結果をもとにMn2GeO4におけるマルチフェロイック特性の発現起源に関して議論する。

[1] J. S. White, T. Honda et al., Phys. Rev. Lett. 108, 077204 (2012).
[2] T. Honda et al., J. Phys. Soc. Jpn. 81, 103703 (2012).
世話人: 和達 大樹 (内線:63400)
e-mail: wadati :at: issp.u-tokyo.ac.jp