| 標題: | 放射光セミナー: ビスマス及びビスマス系化合物超薄膜における電荷・スピン伝導 |
| 日時: | 2010年11月26日(金) 午後3:00~ |
| 場所: | 物性研究所本館6階 第2セミナー室(A612) |
| 講師: | 平原 徹 氏 |
| 所属: | 東京大学大学院 理学系研究科 |
| 要旨: | 非磁性物質であっても、強いスピン軌道相互作用と反転対称性の破れにより系のバンド構造が大きくスピン分裂することがあり、Rashba効果と呼ばれる。これらの物質は従来のように磁場でスピンを制御するのではなく電場でスピン制御が可能なので新たなスピントロニクス材料として注目を浴びている。特に表面系では従来研究されてきた半導体界面系よりも1,2桁大きなRashba分裂した表面状態を持つものが多数見つかった。そのバンド構造は高分解能の角度及びスピン分解の光電子分光測定により詳細に調べられ、第一原理計算と合わせて大きな関心を集めている。しかしそのような表面状態の輸送特性の研究例は少なく、特にスピンが絡んだ輸送現象の報告例はほぼ皆無である。本講演ではビスマス及びその関連化合物であるBi2Se3、Bi2Te3超薄膜の伝導測定に関して紹介し、表面状態の電荷・スピン輸送に関して議論したい。 |
| 世話人: | 松田 巌 (内線:63402) e-mail: imatsuda :at: issp.u-tokyo.ac.jp |