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[物性研ニュース]
平井大悟郎氏(廣井研究室助教)が国際会議CEMS-QPEC Symposium on “Emergent Quantum Materials”にてBest Poster Award及びJPSJ Poster Prizeを受賞
2017年1月18日~20日に、東京大学 伊藤国際学術研究センターで開催された国際会議CEMS-QPEC Symposium on “Emergent Quantum Materials”では、優れたポスター発表にBest Poster Awardを設けています。本会議では、平井氏が「Best Poster Award」と「JPSJ Poster Prize」を受賞しました。

講演題目 "Visible orbital state in an oxychloride"
“多色性”と呼ばれる特殊な光学特性を示す新規無機化合物を開発し、その光学特性の起源について調べました。“多色性”とは見る方向や光の偏光状態によって、物質が異なる色を示す性質で、古くから鉱物を識別する際に利用されていました。多くの物質がこの性質を持ちますが、ほとんどの場合、微妙な色の変化しか示しません。しかし、今回見つかった物質は、偏光を変えることで、緑・黄色・赤とまったく異なる三色の色を示します。この性質が、光学遷移の選択則に対応しており、理解できることを明らかにしました。電子軌道状態を色として“見る”ことができるという、自然が偶然に生み出した美を見出した研究です。

以上の研究成果が高く評価され、受賞にいたりました。

授賞式での平井大悟郎氏。 (左) 「Best Poster Award」(右)「JPSJ Poster Prize」
授賞式での平井大悟郎氏。 (左) 「Best Poster Award」(右)「JPSJ Poster Prize」